今回、私たちの企画が、第三回奏楽堂企画学内募集最優秀企画として選ばれたことを、とても感謝しています。
私たちは、今回、東京芸術大学が120周年目を迎えたということに関連して、東京芸術大学音楽学部ができた頃を振り返れるような、コンサートをしたいと考えました。江戸幕末から、明治時代へと、世の中がぐるぐると変化していく時代の中、どのような音がうまれ、そして消えていったのか?調べていくうちに、とても多くの人々が生み出した“音”が、この大学を作っていることがわかりました。東京音楽学校(現 芸大)をつくった初代校長伊澤修二は、西洋と日本の音楽が混在するなか、和洋を折衷して新曲を作ることを目指しました。
今回は、ペリー来航によってアメリカから渡ってきた音楽が日本の音楽とまじわるということで、和洋合奏を新曲の一つのあり方と考え、コンサートを締めくくりたいと思います。


親切に指導してくださった先生方と、時に優しく時に厳しく叱咤激励してくれる仲間たちに恵まれ、私たちは企画をたちあげることができました。今後、3月15日の本番に向けて、精一杯努力するつもりです。皆さん、時たま音信不通になるような不甲斐ない私たちですが、応援よろしくお願いします。

      
菊池明香 根木真梨沙



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